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このメールは、『一般社団法人人を大切にする経営学会』会員の皆様向けに
学会からのご案内やサービス情報をお届けするメールマガジンです。
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一般社団法人人を大切にする経営学会 メールマガジン
<2025年12月1日 第557号>
https://www.htk-gakkai.org/
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%%name%% 様
一般社団法人人を大切にする経営学会事務局です。
メールマガジンをお届けします
今号の内容
・“この子たちと共に”が評価された日
(明和工業株式会社 代表取締役 土本 謙吾)
※第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員会特別賞受賞
・【定員間近】2026年度経営人財塾 第9期 受講者募集のご案内
・人を大切にする経営学会 東北支部 視察フォーラム(福島第一原子力発電所)ご案内
・『人を大切にする経営学用語事典』発刊のお知らせ
・「人を大切にする経営」を支える“心の健康投資”補助事業のご案内
・「とくしまビジネスリスキリングスクール」開講のお知らせ
・事務局からのお願いとご連絡
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“この子たちと共に”が評価された日
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明和工業株式会社 代表取締役 土本 謙吾
この度、第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞では、
審査委員会特別賞という栄誉を賜り、心より感謝申し上げます。
特に驚き、そして大変嬉しかったのは、受賞理由の一つに、
私が社員を「この子たち」と呼ぶ姿勢を評価していただいたことです。
人を大切にする経営とは、目に見える数字や制度だけでなく、
社員一人ひとりへの眼差しと覚悟に宿る。
この気づきを与えてくれた学会の皆様に改めて感謝申し上げます。
弊社の主な事業は法面工事、すなわち土砂災害を未然に防ぎ、
地域の生命線と安全を護る仕事です。私たちのビジョン「自然災害が怖くない社会を創る」は、
災害をなくすことはできなくても、人の命は必ず護れる社会を目指すという決意です。
このミッションを達成するために、私たちは「一人ひとりが役立つ人になること、
そして役立つ人を育てること」をミッションとしています。
しかし、この理念に至るまでには長く困難な道のりがありました。
私が入社した1990年代後半、弊社は「薄利多売」を経営戦略とし、社員は疲弊し、
協力業者との関係も悪化する負のループに陥り、倒産寸前にまで追い込まれました。
藁をも掴む思いで経営再建に取り組む中、中小企業再生支援協議会の方々との出会いを通じて、
経営の基本を学びました。
その頃、ISO品質管理責任者を務めていた私は、
「顧客満足度」を上げることの重要性を繰り返し説いていましたが、ある日ふと気付かされます。
「顧客満足度」を上げたければ、まず「社員満足度」を上げなければならないと。
赤字経営の中で給与をすぐに上げることはできませんでしたが、
まず従業員たちの声を聴くことから始めました。その声を経営会議にあげ、
時には役員と激論を交わし、改善できるところから変えていきました。
若手社員は自分たちの意見が通ったことで、本当の意味で自律的に働くようになり、
業績も少しずつ回復していきました。この経験こそが、
組織は本当に「人が大事」という揺るぎない確信を与えてくれました。
その後、東日本大震災が発生し、私たちの社会的役割を深く考えさせられました。
被災地を訪れた際、「自衛隊や消防もありがたかったが、
最後まで片付けてくれたのはやっぱり地元の土建屋さんだった」という話を聞いたのです。
この会話は、企業がすべきことは、働いてくれる社員たちが、
仕事を通して価値提供や社会貢献ができるようにすることだと強く理解させてくれました。
この経験と確信のもと、13年前に私が代表のバトンを引き継ぎ、
「役立つ人を育てる会社」を目指すことになりました。
現在、社員の声を反映し、今なお続いている取り組みを一部ご紹介します。
例えば、コミュニケーションの円滑化のために、
Chatworkで会社のリアルタイムな動きを全社員が共有し、組織としての一体感を醸成しています。
また、Salesforceを導入し、勤怠管理や申請書までを行うことで、
現場は直行直帰が可能となり、総務の負担も軽減しました。
福利厚生では、会社の年間目標達成を条件に社員に最大14万円を支給する
独自の「体験価値旅行」制度を設けています。
これは、社員が家族や友人と「ものの価値に気付く力」を育む機会を提供するためのものです。
副産物として、社員のご家族が弊社の決算を気にしてくれるようになり、
「上司以外に社員さんのケツを叩いてくれる」ありがたい存在となっています。
また、健康経営の一環として、使われていなかった畳の休憩室を社内トレーニングルームに変え、
パーソナルトレーナーの指導も受けられるようにしました。心身共に健康な状態を作り、
生産性向上に繋げる狙いがあります。
これまでの道のりからわが社が目指す社会に役立つ企業とは、
人を大切にする企業であると改めて強く感じています。
今後も、この受賞を糧に、地域の安全を創るという使命を、
「この子たち」と共に、覚悟をもって追求し続けてまいります。
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【定員間近】2026年度経営人財塾 第9期 受講者募集のご案内
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2018年度より、人を大切にする経営学会では「経営人財塾」中小企業人本経営(EMBA)プログラムを開講しております。
2026年度も第9期を開講いたします。
定員が残りわずかとなっておりますので、
ご関心のある方はお早めに資料をご確認のうえ、出願ください。
募集の概要を下記の通りお知らせいたします。
■資料ダウンロード■
・募集案内
・カリキュラム
・入塾願書
下記ページよりダウンロード可能です。
https://www.htk-gakkai.org/a0002/Oshirase/Pub/Shosai.aspx?AUNo=120&OsNo=92
■開講スケジュール■
(1)開講期間
2026年4月から2027年3月
(2)開講日時
原則として毎月下記2日間
第2金曜日 13:00~17:10(講義)
第2土曜日 9:30~17:00(演習と講義)
■募集人員■
30名程度
■出願資格■
以下の(1)~(4)のいずれかの要件を満たす者
(1)人を大切にする経営を志向する経営者・後継者・経営幹部
(2)将来、起業を考えている人・留学生
(3)人を大切にする経営を中堅・中小企業や社会福祉法人等に導入・
普及させたいと考えている専門家(弁護士・司法書士・公認会計士・税理士・
中小企業診断士・社会保険労務士・医師・保健師・福祉士等医療従事者・各種経営コンサルタント)
(4)その他、本プログラムの趣旨に賛同する人
※最終学歴は問いません
■教室■
日本教育会館内研修室 東京都千代田区一ツ橋2-6-2
(講義内容によっては、年に数回、東京都内の別会場になる可能性があります)
■年間受講料■
(1)人を大切にする経営学会員は77万円(税込) ※学会員以外は1名当たり88万円(税込)
(夏の合宿経費、個人的な研究・視察経費、懇親会費等は含みません)
(2)受験料や入学金は必要ありません
(3)受講料は、面接試験結果を受領後、1カ月以内に別途連絡する指定の口座に振り込みください
■出願・選考日等■
(1)入塾希望者は、指定日までに下記出願フォームより所定の項目を入力し、
「履歴書」、「職務経歴書」、「入塾願書」の3種類を添付し出願してください。
「入塾願書」は、A4用紙1枚程度に、(1)入塾の動機・
(2)特に学び研究したいテーマ等について記入してください。
出願フォーム:
https://ws.formzu.net/fgen/S69671298/
(2)選考方法
選考は提出書類と面接で行います
面接時間は30分程度です。面接の結果は、面接後1週間以内に連絡します。
選考日 出願期間
第2回 2025年12月6日(土) 2025年11月10日(月)
~12月3日(水)
AO試験 2025年10月1日(水)~2026年3月6日(金)
※AO入試は、選考日程が都合がつかない都合、
受験生の希望日時に合わせ選考日時を決める入試です。
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人を大切にする経営学会 東北支部 視察フォーラム(福島第一原子力発電所)ご案内
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東北支部では、福島第一原子力発電所の視察フォーラムを下記の通り開催します。
■ 開催日程
★ 2026年2月24日(火)13:00~17:00
★ 2026年3月10日(火)13:00~17:00
■ 会場
東京電力 福島第一原子力発電所
■ 定員
20名(先着順)
■ 参加費
2,000円(バス代)
※いわき駅までの交通費は各自負担
■ 集合場所・出発時間
JR常磐線 いわき駅 12:00集合・出発(大型バス)
★ 昼食はマルトのおにぎりとお茶をバス内で用意
■ いわき駅までの参考交通
▼ 東京方面
ひたち5号:品川8:43発 → いわき11:24着
▼ 仙台方面
ひたち12号:仙台8:48発 → いわき11:08着
■ 帰路例
▼ 東京方面
ひたち26号:いわき18:17発 → 東京20:44着
▼ 仙台方面
ひたち21号:いわき19:17発 → 仙台21:34着
■ スケジュール(時間軸)
12:00 いわき駅 出発(大型バス)
13:00 廃炉資料館 到着
13:00~14:00 会議室
・概要説明
・本人確認
・シアター上映
14:00~14:20 構外バス移動(廃炉資料館 → 新事務所本館)
14:20~14:45 入退域管理棟
・立入許可書貸与
・個人線量計貸与
14:45~15:45 構内バス視察
・1~4号機ブルーデッキ【降車】
・既設ALPS
・増設ALPS
・高性能ALPS
・K4タンクエリア
・5~6号機グリーンデッキ【降車】
・海側設備俯瞰
・乾式キャスク仮保管設備
・ALPS処理水サンプル【降車】
15:45~16:30 個人線量計返却・一時立入許可証返却
16:30~16:50 会議室
・質疑応答
・アンケート
16:50 廃炉資料館 出発
※当日の館内状況により、内容が変更になる場合があります。
■ お申し込み
★ 2月24日開催 → https://20260224-fukushima.peatix.com/
★ 3月10日開催 → https://20260310-fukushima.peatix.com/
■ 申込時に必要な情報
・氏名(フリガナ)
・生年月日
・国籍
・所属・役職
・自宅住所・電話番号
・今回の視察:初めて/何回目
・直近の福島第一訪問時期
・本人確認書類(運転免許証 または マイナンバーカード)
※本人確認書類は当日コピーを取らせていただきますので、原本を必ず持参ください。
※提供いただいた個人情報は、フォーラム参加および学会活動の運営にのみ使用します。
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『人を大切にする経営学用語事典』発刊のお知らせ
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2025年5月9日(金)に『人を大切にする経営学用語事典』が発刊となりました。
約一年半の時間をかけ、
8,500社の経営者と社員の声を徹底研究した120人の執筆者が書いた経営学に関わる1,000の用語を、
企業経営の目的を「関係する人々の幸せの追求・実現」とする人本経営的視点から詳しく解説した事典です。
下記リンクよりご確認いただき、
是非お求めください。
〇共同文化社:https://www.kyodo-bunkasha.net/items/106268195
〇Amazon:https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4877394222/7thchordjp-22/
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「人を大切にする経営」を支える“心の健康投資”補助事業のご案内
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〇学会理事で、先月開催した第12回全国大会実行委員長を
務めていただいた慶應義塾大学の島津明人様からのご案内です。
「従業員を大切にする経営」を実践するうえで、欠かせないのが従業員の“心の健康投資”です。
心の健康とは、「人生のストレスに対処しながら、自らの能力を発揮し、
よく学び、よく働き、コミュニティにも貢献できるような、
精神的に満たされた状態」とされています。(令和6年度厚生労働白書)
「従業員がいきいきと働ける職場にしたい」
「従業員のストレスや不安への対応力を高めたい」
「従業員のメンタルが不安な時にサポートできる体制をつくりたい」
こうした「心の健康」への投資をしていきたい一方で、
中小企業の経営者や人事担当者からは、自力で取り組むのは難しいといった声も聞かれます。
そこで経済産業省では、従業員が安心していきいきと働ける職場づくりを進めたい中小企業を対象に、
「心の健康投資」を支援する補助事業を開始しました。
この事業では、従業員の心の健康を支えるサービスの導入費用の半額を補助します(上限300万円)。
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経済産業省による「心の健康投資」補助事業の参加メリット
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費用面の支援により、無理なく取組を始められる
専門的な支援を活用し、従業員の安心や職場の活力向上につながる
導入効果を検証し、取組を振り返ることができる
「人を大切にする経営」を理念から実践へ。
この機会に、従業員の心の健康を守る一歩を踏み出してみませんか。
詳しくはこちら▼
https://www.seedplanning.co.jp/-/2025/mhs/0610.html
<お問い合わせ先>
経済産業省 令和6年度補正
「先端技術を活用したメンタルヘルスサービス開発支援事業費補助金事務局」
株式会社シード・プランニング
mhs@seedplanning.co.jp
受付時間:9時30分~17時30分(土日祝日除く)
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「とくしまビジネスリスキリングスクール」開講のお知らせ
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徳島大学では、社会人の学び直しとして、
「とくしまビジネスリスキリングスクール」を開講しております。
このビジネスリスキリングスクールでは、人への投資、
人を幸せにする経営のあり方等人的資本経営に焦点を当てた講座として
「エンゲージメントマネジメント講座」「人を大切にする経営学講座」
(人を大切にする経営学会後援)などを実施しております。
7月4日より順次開講いたします。徳島大学で一緒に学んでみませんか?
皆様のご受講をお待ちしております!
●リスキリングサイトのトップページ
https://www.cue.tokushima-u.ac.jp/reskilling/
●とくしまビジネスリスキリングスクールの申し込みページ
https://www.cue.tokushima-u.ac.jp/reskilling/course/lead.html
●令和7年度 とくしまビジネスリスキリングスクールのパンフレット
https://www.cue.tokushima-u.ac.jp/fs/1/6/4/6/_/__________________2025.pdf
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事務局からのお願いとご連絡
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◆第12回全国大会参加費の請求書発行について
この度の全国大会の参加費の請求書発行に関しまして、
請求書の発行をご希望される方が多く、9月以降の対応とさせていただきます。
お待たせして申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいませ。
◆事務局へのお問い合わせにつきまして
弊学会事務局ではリモートワークを実施しております。
事務所でお電話をお受けできない可能性もありますので
メールでのお問合せをいただきますようご協力をお願いいたします。
◆2025年度年会費決済につきまして
2024年度以前の年会費をお支払いになられていない会員の皆様におかれましては
退会のお手続きを事務局にて実施をいたします。
継続をご希望の方におかれましては、ご連絡をお願いいたします。
なお、年会費ご入金に関しまして、事務局からメールや郵便にてご連絡させて
いただく場合がございます。
◆人を大切にする経営学会 SNS公式アカウントのご案内
当学会の活動内容について、X(旧Twitter)、Facebookでも発信しています。
人を大切にする経営学会からの幅広いお知らせを、よりスピーディーに
お伝えいたします。こちらもご活用いただければ幸いでございます。
X(旧Twitter):https://x.com/taisetsu_gakkai
Facebook:https://www.facebook.com/htk.gakkai/
◆ご登録内容の変更をお知らせください
ご住所、ご所属先、勤務先等ご変更がある場合には、下記会員情報変更フォームにて
ご連絡をお願いいたします。
会員情報変更フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S94181658/
ご不明点等ございましたら事務局までお問合せください。
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お送りさせていただくことがあります。
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配信:一般社団法人人を大切にする経営学会事務局
電話番号:03-6261-4222 FAX番03-6261-4223
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